釣りの概要を知るとともに管釣りをはじめよう

釣りはオッサンだけのものじゃない

釣りの種類によってはあなたの好みに合うモノがあるかもしれないからです。

海水か淡水か

まず釣る場所は海水系か、淡水系かという選択肢があります。

海水にしても磯・護岸部からの釣りと船からの釣りではさまざまな面で違いがあります。海釣りの中でも船からの釣りは敷居がちょっと高めですが、護岸からの釣りは気軽なものです。

淡水にしても湖・池と河川(流れあり)では違いますし、岸から釣るのと船から釣るのとでも違います。

生餌を使わない釣り

また釣りといえば、針の先に生餌をつけて釣るという形を思い浮かべやすいかもしれませんが、ルアーフィッシングといって餌を模した模型・ルアーを使って釣る方法もあります。生餌が苦手な人はルアーを使えばよいわけです。

ルアーの素材はプラスチック、毛、木材、金属などです。一般に魚はルアーよりも練り餌・生餌を好むので、魚にルアーを食いつかせるには釣り人がルアーをうまく動かす必要があります。

ルアーを投げ入れてはルアーをうまく動かすことが求められる以上、ルアーフィッシングはスポーツ性が強いです。

実際、本場アメリカのルアーフィッシング大会は人気スポーツのようになっていて、不正防止のルールや莫大な賞金が整えられています(アメリカのトッププロの年収は1億円超)。

ウキ(=魚が餌に食いついたときに沈む水面に浮かべる指標)を見つめるだけが釣りではないのです。

そして同じ場所で釣るとしても対象魚が異なると、それに合わせて道具を変える場合もあります。

このように釣りはさまざまですから、釣りを趣味にしている人でもいろんな人がいるということがご想像できるかと思います。

とくにルアーフィッシングやフライフィッシング(餌を模した毛針による釣り)といった欧米から入ってきたタイプの釣りでは、釣り人をアングラーと呼ぶなど横文字を使うことを好みます。

大掛かりな道具を使わずに釣果が得られやすい釣りがオススメ

どんな釣り人にも共通した最大の醍醐味が、魚が狙い通りに釣れたときです。裏を返せば、長時間にわたって釣りをしているのに1匹も釣れないのはちょっとつらいのです。

ベテランだと小さな魚を数多く釣るよりも大物1匹を釣る方がよいという方もいますが、初心者にはある程度簡単に釣れる釣りをおすすめします。入門の段階で「釣れた」という醍醐味を感じ取れないと釣りが嫌いになってしまうからです。

また初心者のうちは大掛かりな道具を使う釣りもおすすめしません。そういう釣りは結構なお金がかかるからです(レンタルならありかも)。

とくに海水系での船釣りはトイレや船酔い、落水といった問題もあり、また出港は早朝になりやすいため、初心者には難しいと思います。

管理釣り場(エリアフィッシング)という中間路線

数ある釣りの中でも淡水系の管理釣り場(略して管釣り)でのルアーフィッシングはおすすめです。管理釣り場とは、人工的な釣り堀と自然の池・川の中間に位置するような環境下での釣りです。これはエリアフィッシングとも呼ばれます。

河川を区切って運営している管理釣り場もあれば、湖・池(ポンド)を使って運営されているところもあります。例外的な存在として冬季の東京界隈では遊園地のプールを使って運営されているところもあるくらいです。

「管理」というだけあって管理釣り場は営利法人によって運営されており、ルアーでの1日の釣り料金は4000円くらいします。その料金さえ支払えば、規定数まで釣った魚の持ち帰り可能という場合が多いです。

静岡県や栃木県など東京から少し離れた地域にある管理釣り場では、自然の渓流・湖ではめったにお目にかかれない大物が釣れることもあります。

管釣りは管理者によって微妙にルールが異なります。当地のルールとマナーを守ってお楽しみください。
首都圏から日帰りで行ける範囲において管理人おすすめの管理釣り場は、静岡県裾野市にある「すそのフィッシングパーク」です。御殿場線や東名高速道路からも近いうえに環境もよいです。

管理釣り場は練習の場にもなる

管理釣り場では魚が定期的に放流されているため自然の生態系よりも魚影が濃いです。

管理釣り場の魚影は濃いものの、放流されてから時間が経過すると魚はルアーに慣れてしまうので(=スレる)、管理釣り場でアングラーはルアーをうまく動かさなければなりません。

将来的には渓流釣りという本格的な釣りをやりたいという方でも、まずは管理釣り場で練習すると効果的です。

ちなみに東京都区内の堀に見られるような淡水系の人工的な釣り堀では釣り糸を垂らしてウキを見続ける釣りが主体になります。釣れる魚もコイやフナなど食べるのには向かない魚が多いです。

また淡水系の自然界における釣りは、漁協によって魚が放流されていない限り初心者には釣るのが難しい場合が多いです。

初心者や女性におすすめ

管理釣り場はトイレやレストハウス、各種レンタル用品、そして足場が整っていることが多いですから、船釣りや渓流釣りなどよりは気軽に楽しめます。さらにルアーなら生餌のような抵抗感もないでしょうし、キャッチアンドリリースもありです。

管理釣り場の管理人は女性や初心者が新規に管釣りを始めることに好意的ですから、インストラクターがいる釣り場では丁寧に教えてもらえるはずです。

服装は、義務とまではいえませんが、夏でも針の刺さりや虫刺されを防止する観点から上下ともに肌を露出させない程度の格好を求められます。女性流にいうと山ガールみたいなものです。

淡水系では髪へのダメージも少ないはずです。そのせいか男性が圧倒的に多い釣り界の中では、女性の割合はまだ健闘している方です。

ただし、管理釣り場(とくに池・ポンドタイプ)における餌釣りは初心者でも簡単に釣れすぎてしまううえに、リリースが禁じられていることが多く、釣った魚ごとに持ち帰り料金を請求されます。簡単に釣れすぎることも考え物なのです。したがって、管理釣り場での餌釣りはあまりおすすめできません。

釣りには食べる楽しさもある

基本的に管理釣り場で釣れる魚は、トラウト(マス類)、ヤマメ、イワナなど美味しく食べることができる魚が多いです。スーパーマーケットで売っている淡水魚は養殖のアユとニジマスくらいのものですが、他にも美味しい淡水魚は存在するのです。

釣った魚を持ち帰る場合、魚の鮮度を保つために魚を〆る(息の根を止めて血を抜く)程度の作業が必要になります。このくらいは自宅で魚を調理していることの延長みたいなものですから、抵抗なくやってほしいと思います。

インテリアにもなる釣り道具

さて、ルアーフィッシングでは道具のことをタックルと呼びます。かっこいいタックルは部屋のインテリアにもなります。実際、上の写真のように部屋にロッドをかっこよく立てるスタンドも売られています。

また下の写真のようなリールについても、金属製の機械仕掛けの部分に惚れる人がいたりもします。

管釣り初心者向けの道具

釣り具の量販店に行くと、すごく安い釣り竿(ロッド)も見かけますが、安すぎるロッドは使い勝手が悪いです。また中古やオークションに出してもほとんど値がつきませんので最低限の水準を満たしている商品を買うことをおすすめします。

管釣りに適したロッドは7000円以上で、リール(スピニング)は4000円以上が最低水準ラインといったところです。

高級品はその10倍以上もの価格がついていますが、初心者の段階ではまだ買わない方がよいでしょう。基本的には店員さんに管理釣り場でトラウトを釣りたいという旨を伝えて選ぶべきです。

ルアーはスプーンとクランクベイトが基本

次にルアーです。管理釣り場のルアーはスプーンとクランクベイトが基本です。スプーンというのは小さい金属片にちょっとした装飾が施されているものです。

スプーンは、大物狙いで流れが強いところほど重いものを使い、そうではないときほど軽いものを使います。したがって、管釣りでは0.7g~2gというスプーンとしては軽い部類を選びます。スプーンは1個400円くらいで、色は派手なものと地味なものを用意すべきです。

クランクベイトは少し太った小魚を模したルアーです。クランクベイトはムカイフィッシングというメーカーから発売されている商品に定評があります。複数個もっていると便利です。

資金に余裕のある方は、ミノーという細い小魚を模したルアーも買っておくとよいと思います。

邪道ルアー?

管釣りには「邪道」と呼ばれるルアーがあります。具体的には、フェザー(羽のような毛)を使ったモノ、生餌であるイクラを模したモノ、トルネードと呼ばれる不思議なルアーなどです。

これらのルアーは釣りやすいのですが、使用が禁止されている管理釣り場もありますので購入や使用はお気を付けください。

ラインはナイロンが無難

ラインとはリールに巻いて使用する糸のことです。ラインにはナイロンとフロロカーボンとPEという素材があるのですが、初心者にはナイロンを強くおすすめします。

なぜならフロロカーボンは扱いにかなり慣れていないと、トラブルに発展しやすいからです。管理人もライントラブルをやらしたことがあります。PEは価格に割高感があります。

ラインは安物を買っても大丈夫ですが、何度も使ったり太陽光にさらし続けると劣化しますので価格よりも「鮮度」に気を配った方がいいです。

ルアーの動かし方

管理釣り場での釣り方の基本は棚(深さ)ごとに攻めること、そしてルアーを適度に変えることです。

棚ごとに攻めるというのは、ルアーをキャストしたら、特定の深さまで沈むまで待って後はその深さを保ったままリールで巻き取ることです。ルアーを動かす棚を変えるなら、基本的には次にキャストしたときにすべきです。

また魚はルアーに慣れますから、状況によってルアーを変えることが重要です。よく釣りは短気の方が合うといわれますが、その当否はおいておくとして、ルアーをある程度の頻度で変えることはどうしても必要です。

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